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キーワード調査ツールはGoogleのキーワードプランナーだけではありません。
ここでは、Yahoo!キーワードアドバイスツールでキーワード分析に使える機能を紹介します。

Yahoo!キーワードアドバイスツールとは

Yahoo!キーワードアドバイスツールは、Yahooのリスティング広告(スポンサードサーチ)のアカウントで使用できる機能の1つです。
本来は広告出稿のキーワード・入札価格を決めるときの参考にするものですが、広告出稿時のインプレッション数等が確認できるので、キーワード分析にも応用することができます。
つまり、Googleでいうところのキーワードプランナーといったイメージです。

Yahoo!キーワードアドバイスツールの登録方法

「どうやったらキーワード分析に使えるの?」という疑問を感じた方もいるでしょう。
Yahoo!キーワードアドバイスツールを使うには、Yahoo!のビジネスアカウントが必要です。Yahoo!ビジネスセンターから登録をしてください。

ビジネスアカウントの取得は無料なので、広告出稿をしていなくてもYahoo!キーワードアドバイスツール自体を使うことは可能です。法人以外にも個人事業主としてなら登録できます。

Yahoo!キーワードアドバイスツールの機能

Yahoo!キーワードアドバイスツールでは、下記項目が確認できます。

・キーワード
指定した条件で抽出されたキーワード候補(最大100行)が表示されます。

・最大/最小
推定CPCなどの結果について、最大値、最小値の両方を表示します。

・推定CPC
入力した希望入札価格から予測されるキーワードの1クリックあたりの平均クリック料金が表示されます。

・推定平均掲載順位
入力した希望入札価格から予測されるキーワードの平均掲載順位が表示されます。

・推定クリック率(%)
推定クリック率(%)=推定クリック数(日)÷推定インプレッション数(日)×100

・推定インプレッション数(日)
入力した希望入札価格から予測される1日あたりの広告の表示回数が表示されます。

・推定クリック数(日)
入力した希望入札価格から予測される1日あたりの広告のクリック回数が表示されます。

・推定コスト(日)
入力した希望入札価格から予測される1日あたりの合計クリック料金が表示されます。

引用:スポンサードサーチ公式ラーニングポータル

以上の内容を見て「推定CPC・推定平均掲載順位・推定コスト……。やっぱり全部広告向けの機能じゃないの?」と感じた方もいるでしょう。この数値をSEOに活用していくためには、主に下記2項目を使う必要があります。

① “推定インプレッション数”から検索ボリュームを推定

② “関連キーワード”の確認

①“推定インプレッション数”から検索ボリュームを推定

・希望入札単価を設定せずに、調査したいキーワードを入力→「抽出する」

・(推定インプレッション数(日)の最大値+最小値)÷2 ×30日間 = 月間の推定検索ボリューム

推定インプレッション数とは、Yahoo!でリスティング出稿した際に指定したキーワードで広告が表示される推定回数です。
Yahoo!の検索結果画面の広告枠に表示されたときの回数≒検索数と考えられます。
推定インプレッション数は日単位なので、月間の検索ボリュームを確認したい場合には×30日で算出してください。

ここで1つ覚えておきたいことがあります。Yahoo!キーワードアドバイスツールの計算したときにGoogleのキーワードプランナーの数値と乖離があるケースです。
これは検索エンジンの違いによるもの。Yahoo!キーワードアドバイスツールはYahoo!の検索ボリューム、キーワードプランナーはGoogleの検索ボリュームを測ることのできるツールになります。
Yahoo! とGoogleは同じ検索アルゴリズムで動いているものの、利用しているユーザー数もユーザー層も違うため、このような乖離が生じるわけです。

ちなみにキーワードプランナーも広告出稿用のツールですが、キーワードの競合性等のYahoo!キーワードアドバイスツールにない機能もあります。

詳しくはキーワードプランナーの使い方をチェックしてください。

②“関連キーワード”の確認

・「キーワードまたはフレーズ」を入力(最大50個)もしくは「WebサイトのURL」を入力

・「キーワードを拡張する」にチェックを入れ、「キーワードを抽出」

自分で考えていたキーワード候補を調べたら、他にも新しいキーワードが出てくるはず。これによって調べたいキーワードもしくはサイトでどれだけの関連キーワードがあるか確認できます。

【番外編】廃止された機能

Yahoo!キーワードアドバイスツールは仕様変更によって、一部の機能が廃止になりました。「この機能は使えないの?」と気になった際には、下記に当てはまらないか確認してみてください。

・月間検索数
・競合性
・検索ボリューム推移
・属性別検索割合(性別、年齢別、地域、曜日別の割合) 等

キーワード選定のしかた

以上、Yahoo!キーワードアドバイスツールの使い方はお分かりいただけましたでしょうか。キーワードアドバイスツールは、あくまでスポンサードサーチ用のツールであって、SEOのためのツールではありません。もし、SEOの流入を増やすためのキーワードが知りたいというならば、seoLOUNGEのこの機能を使ってみてください。

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