セッションを分析してユーザー導線を設計しよう!


それはサイト内においてスムーズな導線設計ができていないってことね。いくらサイトの訪問数が増えてきていても、離脱するユーザーが多かったり、CV数が少なかったりしていたら勿体ないわよね。


はい。どうすればいいですか?


方法はたくさんあるけど、例えばGoogleアナリティクスの行動フローを使ってセッションを分析してみるといいわよ!


セッション分析=ユーザーの動きを知ること
まず、セッションとは、ユーザーがサイトに訪れてから出るまでのこと。セッション分析はその動きを知ることなの。当然だけど、サイトに訪問したユーザーの動きはそれぞれ違うでしょ?
例えば、1つのページをじっくり見るユーザーもいれば、多くのページを見るユーザーもいるわけ。その理由はなんでだと思う?


う~ん……。そもそもサイトに訪れた目的が違うから?


そのとおりよ!
例えば、家具を扱っている通販サイトであれば、「テーブルを買う」や「家具のブランドを知る」、「家具の値段を知る」といったような目的があるでしょう。サイトに訪れたユーザーは、それぞれの目的に合わせた動きをするの。そして、この動きを知ることがセッション分析ってわけ。


なるほど!よくわかりました!


まずは行動フローを見てデータを集めよう!
まずはデータを集めることから。基本的にユーザーの動きを知りたいときにはGoogleアナリティクスを使うわ。Googleアナリティクスについては以下の記事もチェックしてね。


GAですね。もちろん知ってますよ!


行動フローは見てる?


いっ、いや……見てません。。。


行動フローは、Googleアナリティクスの「行動」⇒「行動フロー」から見ることができるから確認してみてね。
これが実際の画面になるの。簡単に説明すると、「ユーザーがどのページからどのページに遷移したか」という動線を知ることができるわ。


ふむふむ。ユーザーの動きが視覚的に理解できるってわけですね!
……あっ、でもどんなところに注目して見ればいいかわかりません。


行動フローを見るときにはココに注目!
行動フローで見るべきポイントは……
■各ページから何%のユーザーが次のページに遷移しているか?
■どのページからどのページへの遷移が多いか?
■CVまでの動線で最も多い行動フローはなにか?
■開始ページに戻ってしまっているユーザーはいないか?
などがあるわ。


なるほど!導線設計がきちんとできていなければ、次のページに遷移せずに離脱してしまうし、CVにも繋がらないってわけですね。確かにこのデータは役に立ちます。自分のサイトの情報がこうして詳細にわかるのはうれしいです!ありがとうございました!


ちょっと待って!データ収集だけで終わってしまっては駄目よ。大事なことは、ここで収集したデータをどのようにしてサイトの改善に繋げるかってこと。


そうでした……。今のままじゃユーザーの行動をただ知っただけですもんね。


正しい導線設計をおこないましょう!
セッション分析について理解できたら、検証データを活用して正しい導線設計をおこないましょう。この際に導線設計の目的をきちんと理解しておくことが大事!なんだと思う?


えっと……まずは回遊してもらうこと。そして最終的にCVしてもらうこと!


そうね!サイトに訪れたユーザーを最終的にCVまで導くことよね。
CVについては業界や業種によってさまざまよね。例えば、ECサイトであれば「商品購入」をCVとしていることが多いでしょう。
……ということは商品購入までの導線をスムーズにしてあげることが重要ってわけ。


はい!でもどうやって導線は作ればいいのでしょうか?


じゃあここで例を出すわね。以下のようなユーザー動線のデータがあったとしたら、どのようなことが考えられる?


う~ん……まずBページは魅力的ってことですかね。だってそこからのCVが多いから。


そうね。このデータを見て最初にわかるのは、「Bページは見せるべきページ」ということ。それはBページからCVに繋がっている件数が最も多いからね。
こういったデータから「AページやCページではなく、Bページにユーザーを導いたほうがCVの可能性が高くなる」という仮説が立てられるの。


それじゃあBページを見てもらうためにはどうすればいいですか?


その方法は色々あるんだけど、1番簡単なのはリンクを目立たせることね。
AページにはBページへのリンクを設置しているわけだけど、アンカーテキストやリンクバナーのサイズは大きいほうがクリックされる数は増えるでしょう。もちろんただ大きくすればいいってものではないけどね。このほか、Bページに誘導するような訴求文を追記することも大事よね。


なるほど!


こういった方法でAページからBページに訪れるユーザーを増やすってわけ。そして、Bページの流入数を増えることによって、ようやくさっきの仮説が正しいかどうかを検証できるの。もちろんBページに遷移するユーザーを増やしたことによってCVが下がってしまうケースもゼロではないわ。


ユーザーの動きに絶対はないってことですね?


そう。だからこそ常に仮説を立てて、検証を繰り返すことが大事なの。それがサイト改善において忘れてはいけないスキームよ。


はい!セッション分析をしてサイト改善に向けて頑張りますね!


セッションを分析ならコレがおすすめ!
セッション分析についてご理解いただけましたでしょうか。セッション分析は今回ご紹介した導線設計のみではありません。さまざまな視点からユーザーのセッションを検証・分析することが大事なのです。
「どうやって検証すればいいかわからない……」
「分析した後にはどうやってサイト改善に繋げればいいの?」
ご安心ください。その際におすすめなのが、SEOファシリテーションツール「seoLOUNGE」です!
seoLOUNGEは、SEOに必要な機能がたっぷり詰まったツールです。もちろんセッション分析においても役に立つツールになっています。
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