マイクロコンバージョンとは?Web解析に役立てよう


なるほど。コンバージョンはサイト運営において最終目標となる指標だから非常に重要よね。コンバージョンを増やしたいのであれば、とにかくサイトの分析が基本よ!
「コンバージョンが伸び悩んでいる原因はどこにあるのか?」ということを追求する必要があるの。マイマイはマイクロコンバージョンって知ってる?


マイクロコンバージョン?わかりません。。。


コンバージョン改善のためにおこなえることはたくさんあるけど、そのうちの1つがマイクロコンバージョンの設定なの。それじゃあ詳しく説明していくわね。


お願いします!


マイクロコンバージョンについて
マイクロコンバージョンというのは、コンバージョンに到達するまでをいくつかのステップに分けた中間コンバージョンのこと。
ECサイトで考えてみるとわかりやすいわ。ECサイトで「商品購入」を最終的なコンバージョンとした時を考えてみて。サイトに訪問してから商品購入までにはどんなステップがある?


えーっと、まずサイトに流入して、商品検索をして、商品詳細を見て、カートに入れる。そして入力フォームに個人情報を記入する……こんな感じですよね?


そう!今、マイマイが言ってくれたように商品購入前の各段階がマイクロコンバージョンの指標になるってわけ。


マイクロコンバージョンはどのように活用する?
マイクロコンバージョンはコンバージョン改善のために設定するものだと思うのですが、具体的にはどのように活用するんですか?


活用方法は大きく分けて2つ。
■最終的なコンバージョン数が少ない場合の分析データにする
■最終的なコンバージョンに至るまでのユーザーフローを分析する


1.最終的なコンバージョン数が少ない場合の分析データにする
コンバージョン改善をおこなう際に「そもそものコンバージョンが少なくて検証や分析が難しい!」というケースがあるでしょ?このようにデータの絶対量が少ないと、なかなかコンバージョン改善のための施策を出すことは難しいわよね。


確かに……。データが少ないと分析のしようがありませんね。


そうなの。つまり、コンバージョン数は少ないけど直前の段階のデータ量はあるといったケースにおいてはマイクロコンバージョンの設定が有効よ。
さっきと同じようにECサイトを例に考えると、商品の購入の前にはどんなページを見るユーザーが多いと思う?


えっと……やっぱり商品情報が知りたいから、その商品ページを確認すると思います。


そのとおり!それなら「商品ページ」をマイクロコンバージョンに設定するの。
当然のことながら、商品の購入よりも、商品ページを確認するほうがハードルは下がるから取得できるデータも増えるでしょ。もちろん「商品の詳細ページを見たら、必ず購入する」というわけではないものの、商品の情報を頻繁にチェックするユーザーであれば、購入に関するモチベーションは高いはず。
このようにコンバージョン自体の絶対数が少なくても、フローを細分化することで分析に必要なデータを収集できるってわけ。


なるほど!


2.最終的なコンバージョンに至るまでのユーザーフローを分析する
最終的なコンバージョンに到達するまでのユーザーフローをチェックできる点は非常に便利よ。マイクロコンバージョンはコンバージョンの前の段階だから、「どのステップで離脱されているのか?」というボトルネックを見つけることができるの。


う~ん。。。もうちょっと詳しく教えてください。


最終的なコンバージョン数が下がっている場合、マイクロコンバージョンの数をチェックすることで、途中の過程に問題が生じていないか把握することにも役立つわけ。じゃあ具体的な例を見ていきましょう。


この場合にはどのステップに課題があると思う?


入力フォームまではわりとスムーズに遷移しているけど、そこで離脱するユーザーが増えているので、やっぱり入力フォームのステップですかね。


そう!このような分析結果が出たら、入力フォームに課題があるかもしれないって仮説が立てられるわ。
例えば、入力フォームにおける入力項目が多すぎるとか、そもそも入力フォームが使いにくいとか、何らかの原因があるかもしれないわね。


はい!ただ「コンバージョンが少ない」だけでなく、「コンバージョンが少ない原因は入力フォームで離脱しているユーザーが多いから」という詳細までわかれば改善策も考えられますね!


そうなの。だからまずコンバージョンの前の段階をマイクロコンバージョンに設定して各段階における到達率を見ていくの。
さらに言うなら、単純に各段階での到達率だけを見るのではなく、ユーザーをカテゴリ分けして分析するとより詳細に課題が見つかるわ。新規ユーザーと再訪ユーザー、会員と非会員、平日と休日など指標は色々とあるわね。


ふむふむ。さらに詳しく分析できるのですね!


例えば、流入から入力フォームまでの到達率は会員と非会員で同じ数だったとしても入力フォーム内で非会員のみ離脱したユーザーが多くなっていると、「非会員に対してのみ入力項目が多い」など課題が見つけられることがあるわ!


なるほど!よくわかりました!早速マイクロコンバージョンの設定をしてみます!


マイクロコンバージョンを設定してサイトを改善しよう!
ここまで、マイクロコンバージョンについて見てきました。
マイクロコンバーションはただ設定するだけでは意味がありません。マイクロコンバーションを設定したうえで、サイトのどこに課題があるか?どのように改善すればコンバージョンが増加するのか?この2点こそが重要なのです。
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