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httpsのサイトとhttpのサイトの違いって?

さちこ先生、質問です。

PCでサイトを閲覧しているときに疑問に思ったのですが、
URLがhttpsのサイトが多い一方、今でもhttpのサイトもたまに見ます。

SEOを考えると、httpのサイトもhttpsにした方がいいんでしょうか

マイマイSEO担当者 新人 マイマイ

httpからhttpsへ移行することをSSL化と言うの。SSL化の対応は、SEO関係無くほぼマストね!

Googleはインターネット上のトップ100サイトのうち常時SSL化対応しているサイトは89サイト、SSL化対応しているサイトは96サイトと発表しているわ。(Google透明性レポート)つまり、上位サイトの90%近くは常時SSL化しているっていうこと。

さちこ先生SEO 管理ツール さちこ先生

常時SSL化とは何か・なぜ対応が必要か・SSL化する方法とSEO上の注意点について解説するわね。

さちこ先生SEO 管理ツール さちこ先生

常時SSL化とは

常時SSL(Secure Sockets Layer)化とは、対象サイト全体のデータ通信を暗号化することを指します。
個人情報漏洩の防止、改ざん防止、なりすまし防止に有効です。
SSL化の実施有無は、Chromeブラウザ上で判断が可能です。

SSL化が行われているサイトの場合

Chromeブラウザのアドレスバーに「鍵マーク」の表示があり、「https://」からアドレスが始まる。
鍵マークをクリックすると「この接続は保護されています」との表示が出る。

SSL化しているサイト

SSL化が行われていないサイトの場合

Chromeブラウザのアドレスバーに「保護されていない通信」の表示があり、ドメインからアドレスが始まる。
iマークをクリックすると「このサイトへの接続は完全には保護されていません」との表示が出る。

SSL化していないサイト

サイト全体=どのページを閲覧していても常に情報が暗号化されている状態にすることが、常時SSL化よ。

Googleは、ユーザーの安全を守るために常時SSL化を強く推奨しているの。

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2018年7月にリリースされたChrome68からは、httpのページにアクセスをすると「保護されていません」という表示がでるように変更したのよ。

さらに、Chrome70からは、httpのページでフォーム入力をすると「保護されていません」の表示が赤字になるの。

さちこ先生SEO 管理ツール さちこ先生

「保護されていません」の表示、見たことあります!

特に個人情報を入力する必要のあるサイトだと、『このサイトを利用して大丈夫かな?』って不安に思っちゃいます。

マイマイSEO担当者 新人 マイマイ

そうよね。Googleは個人情報を扱うページはもちろん、そうでないページでも情報保護のために常時SSL化を勧めているのよ。

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常時SSL化によるSEO効果

ユーザー目線から考えても常時SSL化は行った方がいいですね!

常時SSL化をすることで、SEO上の効果はあるんでしょうか?

マイマイSEO担当者 新人 マイマイ

2014年からhttpsをランキングシングナルとして使用しているから、SEO上も有利になるわ。

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“このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。
全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。
httpsは、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの1つです。”

引用:HTTPS をランキング シグナルに使用します

なるほど。
とはいっても他のシグナルの方が重要そうですね。

httpsにしたからといって順位が一気に上がるものでは無さそうですね。

マイマイSEO担当者 新人 マイマイ

ランキングのシグナルとしては僅かかもしれないけれど、ユーザーから信頼をしてもらえるということは回り回ってSEOにも繋がるはずよ。

さちこ先生SEO 管理ツール さちこ先生

常時SSL化する方法

では、常時SSL化をするにはどうやればいいんでしょうか?

マイマイSEO担当者 新人 マイマイ

SSLサーバ証明書をサーバ会社から発行してもらうのが基本よ。

ちなみに今では無料でSSL化できるサービスも増えたけれど、認証レベルが高いほど利用料金は高い傾向にあるので注意してね。

さちこ先生SEO 管理ツール さちこ先生

SSL化は主に以下の手順で進めていけば、SEO上の問題も無いわよ。

さちこ先生SEO 管理ツール さちこ先生
常時SSL化の際の手順

  1. 内部リンクのリンク先をhttpからhttpsに変更(絶対パスの場合)
  2. canonicalやページネーション、OGなどmetaの指定先をhttpからhttpsに変更
  3. 画像やCSSなどリソースファイルのURLをhttpからhttpsに変更
  4. sitemap.xmlのURLをhttpからhttpsに変更
  5. httpからhttpsへのリダイレクト設定
  6. httpsのURLでGoogle Search Consoleへの登録
  7. HSTS設定

ありがとうございます。結構盛りだくさんですね。

マイマイSEO担当者 新人 マイマイ

「httpからhttpsへのリダイレクト」や「内部リンクの変更」等をしっかり行わないと、httpsページがあるにも関わらずhttpページがGoogleに読み込まれ続けてしまうこともあるから注意してね。

あとは、canonicalがhttpのままで、httpページがずっとインデックスされてしまっている、なんてサイトも多いわ。

さちこ先生SEO 管理ツール さちこ先生

わかりました!

Google Search Consoleはhttpsでも登録し直さなきゃいけないとのことですが、Googleアナリティクスも同様ですか?

マイマイSEO担当者 新人 マイマイ

Googleアナリティクスの場合は、httpのアカウントでhttpsの数値も計測してくれるから、追加登録を行う必要はないわよ。でも、URLの修正は行ってね。

さちこ先生SEO 管理ツール さちこ先生

ありがとうございます!
これからサイトを見るときはアドレスバーをチェックしてみます。

マイマイSEO担当者 新人 マイマイ

サイトのSEO改善項目を知りたい方へ

常時SSL化について理解頂けましたでしょうか?
httpからhttpsへの移行はSEO目的以外にもユーザー体験を考えた上で必須ですので、
対応を進めてみてください。

常時SSL化以外にもサイトの最適化を考えていらっしゃる場合には、SEOツール『seoLOUNGE』がオススメです。

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