アンカーテキストとは?SEOの観点から解説!


えっと……リンク先の内容を把握するための文章ですよね?
つまり、ユーザーのためにあるのがアンカーテキストです!


そのとおり!でも、それだけじゃ不十分だわ。アンカーテキストはユーザーのためだけでなく、SEOの観点から見ても非常に重要なの。


詳しく教えてください!


まずはアンカーテキストについて知ろう!
まずアンカーテキストというのは、マイマイが言ってくれたように他のWebページにリンクする際に表示する文章のこと。
HTMLファイルに記述するaタグで囲まれたテキストのことね。aタグで囲まれたテキストをクリックやタップすることで、指定されたURLへ飛ぶことができるの。
具体的には以下のようなHTMLを記述すると、Webページにリンクが生成されるわ。
【アンカーテキストの記述例】
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ふむふむ。


サイトに訪れたユーザーは、アンカーテキストを見て、リンクされている先のページに何が書かれているのかを把握して遷移するの。
つまり、アンカーテキストは、リンク先ページに何が書かれているかを表現したものというわけね。


えっ、じゃあ「こちらをチェック!」みたいなアンカーテキストはよくないってことですか?


そうね。あくまでもアンカーテキストというのは、リンク先の内容を把握するための文章になるから、どんなページがあるのかわからない「詳しくはこちらから」とか「ここをクリック!」などは避けたほうがいいわね。


アンカーテキストはSEOにおいて重要!
SEOにおいてはどのようなメリットがあるのですか?


適切なアンカーテキストを設置することはメリットというより基本。
サイトページの評価は基本的にコンテンツの中身を評価するけど、リンクされたアンカーテキストの内容もあわせて参考にしているの。
また、検索エンジンに対してリンク先がどのようなページなのか伝わることも大事なポイント。クローラーがページを見つける手段の1つとして内部リンクを巡回することがあるの。その際に、ページの中身が分かりやすく正しく書かれていれば、クローラーも評価しやすいってわけ。


なるほど!よくわかりました!


もちろんユーザビリティが向上するのは言うまでもないわよね。リンク先の内容がわかったほうが他のページに遷移しやすくなるわ。つまり、回遊率が高まるってこと。
逆にリンクが見つけづらい状況ではユーザーは離脱してしまうかもしれません。そういった機会損失を防ぐためにも正しくアンカーテキストを設置する必要があるの。


アンカーテキストはどう設置すればいいの?
アンカーテキストはどのように設置すれば、ユーザーに対してもSEOにおいても効果的なのですか?


以下にまとめたので1つずつ見ていきましょう!


はい、お願いします!


1:施策キーワードを含める
検索結果において上位表示したい施策キーワードを含めることが重要です。
前述のとおり、施策キーワードを入れることによって、検索エンジンはそのキーワードをページ内の重要なテーマとして認識してくれます。
例えば、リンク先のページがSEOにおけるコンテンツの書き方に関するコンテンツなのであれば、「SEO」、「コンテンツ」、「書き方」といったキーワードを含めるとよいでしょう。
ただし、キーワードの入れ過ぎ(詰め込み過ぎ)には注意が必要です。
また、基本的にキーワードのみのアンカーテキストもよくありません。
2:リンク先の内容を簡潔に記述
アンカーテキストは、リンク先の内容をわかりやすく記述することが大事です。
先ほどもお伝えしたように、「詳細はこちら」や「ここをクリックしてください」のような内容のないアンカーテキストは避けましょう。
「戻る」や「ホーム」なども同様に避けるべきです。
また、ページのURLをそのままアンカーテキストに使用するのも避けてください。URLだけでは、その先のページの内容はわからないからです。
このほか、簡潔に書くことも忘れてはいけないポイントです。長文になり過ぎるとリンク先の内容を把握しにくくなってしまいます。
【悪い例】
<a href=” https://tool.seo-lounge.jp/seo-column/〇〇”>SEOにおいてアンカーテキストを正しく設置することは重要です。アンカーテキストの正しい設置方法について紹介しているページはこちらです</a>
【良い例】
<a href=” https://tool.seo-lounge.jp/seo-column /〇〇”>SEOにおけるアンカーテキストの正しい設置方法</a>
3:画像リンクはalt属性を記述
テキストではなくバナーなどの画像でリンクを設定するケースがあるでしょう。
こういった画像リンクの場合、alt属性を必ず記述してください。
alt属性とは、画像の内容を検索エンジンのクローラーに伝えたり、画像が読み込めない場合において代替テキストとして表示されたりするHTMLタグのことです。
クローラーはalt属性を読み取って画像の内容を理解する仕組みになります。
つまり、クローラーにとって画像リンクのalt属性は、「リンク先の内容と同じであるか」の指標となり、アンカーテキストと同じようにSEOの評価対象となるわけです。
4:リンク先を必ずチェック
必ず忘れてはいけないのがリンク先ページのチェックです。
例えば、リンク先のページが正しく表示されていることは大前提です。
リンク先のページが非公開になっていたらユーザーは離脱してしまうでしょう。
また、リンク切れが多いサイトの場合にはSEO上の悪影響につながってしまうケースもあります。
このほか、リンク先のコンテンツが関連性の高い内容であるかという点も重要なチェック項目です。
リンク先の内容が異なる場合、ユーザーも検索エンジンも混乱してしまう可能性があります。
検索エンジンは関連性の低いページへのリンクなどを嫌うため、関連性の高いページをリンク先として設定しましょう。
適切なアンカーテキストを設置しましょう!
以上、アンカーテキストについて解説してきました。
アンカーテキストは正しく設置しておかないと、ユーザーの直帰につながったり、SEOに悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
逆にいえば、正しく設置できればサイト内の回遊率も高まり、SEOにも大きく貢献してくれるのです。
そのためにもアンカーテキストについてしっかり理解し、サイトの評価を高めていきましょう。
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