CVを増やす!EFO(入力フォームの最適化)とは?


EFO(Entry Form Optimization)とは、入力フォームを最適化する取り組みのことよ。
SEO施策によってサイトの流入は増えても、商品購入や会員登録などのコンバージョンには至っていない……ってケースがあるとするでしょ?そんなときは入力フォームの最適化(EFO)を考えてみて。EFOはコンバージョンを上げるための重要な取り組みなの。今回はそんなEFOについて説明していくわね。


はい!ぜひお願いします!


EFOとは入力フォームを最適化すること!
例えばオンラインショッピングで商品購入するために、名前や住所、電話番号などの個人情報を入力するわよね?そんなときに入力項目が多すぎるとどう思う?


正直、面倒だな~って思っちゃうことはよくあります。。。


そうよね。EFOによってユーザーのストレスを軽減させる必要があるの。その結果、ユーザーがサイトから離れることを防いで、フォーム送信までを促進させる効果が期待できるってわけ。


ふむふむ。


もうちょっと簡単に例をあげて説明するわね。
スーパーやコンビニなどで商品を買うためにレジに並んでいるとき、列がなかなか進まなかったらストレスを感じてしまうはず。でも、前もってレジが行列にならないように、無人レジを導入したり、レジ待ちの場所を明確化したりなどの対策をおこなっておけば、スムーズに商品を購入できるでしょ?そうしたらストレスは感じなくて済んだはずよね。
……これこそがEFOなの。


なるほど!よくわかりました!


入力フォームでは60%以上が離脱している!?
ところでEFOってそんなに重要なんですか……?


入力フォームに訪れたユーザーは、商品購入や会員登録におけるモチベーションが高いはずだから、そんなユーザーを取りこぼすっていうのはやはり勿体ないわ。
ちなみに、入力フォームではおよそ6割を超えるユーザーが離脱しているの。もちろん、購入か資料請求かといった入力フォームの内容にもよるけどね。


えっ、そんなに多いんですか?それってサイト運用をしていく中では大きな損失ですよね。


でしょ?Cost Per Acquisition(顧客1人の獲得にかかった費用)の観点から考えてみるとわかりやすいわ。
例えば、100万円を使って集客施策をおこなっているWebサイトがあるとするでしょ。このWebサイトが1万人のユーザーを獲得できたとします。このとき、顧客1人あたりの集客にかかった費用は100円になるの。
そして、そのうちの10%、つまり1,000人が入力フォームに訪れて、さらにそこから60%が離脱してしまったとすると……入力完了したのは400人。この場合、顧客1人を獲得するのに2,500円の費用がかかったという計算になるってわけ。もしこの離脱を40%に抑えられたとしたら、1,500円になるの。獲得単価が抑えられれば、さらにSEO施策に費用を使えたり、リスティングなどにかける費用も増やしたりできるわ。


確かに!こういったコストはなるべく抑えて他の施策に使いたいですね。


そうなの。そのためには入力フォームでの離脱は避けたいところよね。もし集客という目標は達成できていたとしても、顧客獲得という目標は達成できていない場合、結果として利益がでないケースもあるというわけよ。


入力フォームを改善する5つの方法
EFOの重要性は理解してくれたかな?それじゃあ最後に具体的な改善方法について見ていくわね。ここで紹介するのは代表的な5つの方法よ。


よろしくお願いします!


改善案1:入力項目はなるべく少なく!
まずは、入力項目の数についてです。
ユーザーの気持ちになって考えてみると、当然のことながら入力フォームの項目は少ないほうがよいはず。入力項目の数が多ければ多いほど、ユーザーが負担に感じてしまうことは、言うまでもないでしょう。とは言っても「これだけは絶対に知りたい情報」というものはあると思いますので、入力項目の優先度を考えて判断してください。必要最低限に絞ることが大事です。
また、項目数そのものを減らすだけでなく、デザインで入力項目数が多くないように見せるということも重要なポイントです。
例えば、ページ分割をすることによって視覚的負担を軽減させる方法などがあります。
改善案2:入力例を記載しておく!
入力例を表示することによって、ユーザーは直感的に何を入力するべきか理解できます。
非常にこまかい要素にはなりますが、視線の移動を最小限にできるのでユーザーがスムーズに入力できることはストレスの軽減につながることでしょう。
ただし、この際に気をつけたいのは入力形式や注意事項などの入力規則を例として表示するべきではないということです。
ユーザーが入力を開始すると、その入力内容を消さない限り入力規則が表示されなくなるからです。入力規則(半角の指定など)は欄外に記載しておくとよいでしょう。
改善案3:自動入力に対応!
入力の手間を省くという工夫も大事です。つまり、入力を代行することによって手間を軽減するわけです。代表的な方法が住所の自動入力です。
最近では郵便番号を入れるだけで住所が自動で表示される入力フォームをよく見かけるでしょう。住所を自動入力にすることによって手間が軽減することだけでなく、住所の入力ミスも減らせます。
改善案4:ポップアップで離脱防止!
「入力中だったのに誤って画面を消してしまった!」という経験はありませんか?
実は誤操作によってユーザーが離脱してしまうケースは意外と多いのです。その際に入力した情報が消えてしまうと、ユーザーにストレスを与えることになりますよね。中には入力をやめてしまう可能性もあります。誤操作によってページを離脱してしまわないように、ポップアップを利用することをおすすめします。
改善案5:送信ボタンを目立たせる!
すべての入力を完了した後にも工夫が必要です。送信ボタンは、押しやすさや見やすさを考慮したデザインにしましょう。
目立つ大きさにすることはもちろんのこと、反対色を使ってボタンが一目で分かるようにするのがおすすめです。
このほか、ボタンに立体感を持たせるのもよいでしょう。立体感を出すことによってユーザーがクリックしやすくなります。ただし、デザインを変えることがサイトのテイストに合わないこともありますので注意しながら判断してください。
EFOによってCV数を増やしていこう!
以上、EFOについて見てきました。ここで紹介したEFOの具体案は一例に過ぎないので、この他にも多くの方法があります。また、サイトによっても大きく異なります。そのサイトに合わせた施策を考えていくことこそが重要なのです。その際には実際にユーザーの気持ちになって実際に入力フォームを入力してみましょう。そうすることでストレスを感じるポイントに気づくかもしれません。自分だけでは難しい場合は周りの人に聞いてみることをおすすめします。
また、入力フォーム内の課題はもちろんのこと、サイト全体の課題を見つけることによってSEOで集めた流入数をコンバージョンにつなげることができます。その際におすすめなのが、SEOファシリテーションツール「seoLOUNGE」です!
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さちこ先生!職場で「EFOでコンバージョン数を上げよう!」という話が出たのですが……EFOについていまいちよくわかりません。。。